塗装工事の基礎知識

塗料にはグレードがいくつかあります。含まれる樹脂成分の違いによって、塗料自体の耐久力・付着力・汚れにくさ等に特徴があります。ただ、どんな違いがあるのか?は我々業者以外には分りずらいものです。

そこで、それぞれの特徴が分るようにまとめてみました。

 

 

それぞれの特徴

合成樹脂

いわゆるペンキと呼ばれるものです。今ではほとんど使われなくなりました。

アクリル

耐候性は低いです。まだ現役ですが、少なくなりました。

シリコン

現在の一番シェアの多い人気塗料です。ただし、全部の製品が一液タイプのため性能はそれなりです。

弊社の過去の判断をさせていただくと剥がれやすく、色が落ちやすいようです。

液形ウレタン 現在、弊社で使っております。特に日本ペイントのものが頭1つ抜けて性能がいいようです。
二液形フッソ

非常に性能は高いのですが、塗料が極端に高価。15年の耐用年数を謳っていますが、岩手の場合においては、雪が屋根にのっている期間が長く、剥がれのリスクがあるので過剰な製品の可能性があります。

錆止めの性能比較

 

それぞれの特徴

シアナミド 防錆効果は高いが剥がれやすい。
一液変成エポ 防錆効果は高い。それなりにものがよい。
多少、剥がれやすい。粒子が細かいため、上塗りの乗りがよく艶が均一になり、とてもひかります。但しガムテープで密着試験を行うと多少剥がれがあり密着に心配ありです。
二液変成エポ 防錆効果は高い。かなり剥げづらい。北国向けと思われる。
ただ、粒子があらいため、上塗りしても艶が均一にならない場合がある。予算があれば、二度塗りすると艶が均一になり非常に良い。但し上塗りにシリコン樹脂を塗装すると防水性の違いから剥離をおこすため、シリコン樹脂は不可です。

色による耐候性の違い

観測者の主観によって異なりますが真っ黒はどの塗料でも一番強いです。

但し少しでも白が混ざる(ノアールやダークグレー)と性能は落ちます。

艶による耐候性の違い

艶ありの方が長持ちします。好みもあるとは思いますので艶消しも使いますが色は黒、もしくは黒を混合した色のみにした方がいいです。

新築のような感じにするには、チャコールグレーと黒を混合すると色落ちも少なく尚且つ色具合もいいです。

施工に関しての注意点

二液形は特に性能が良いのですが、攪拌作業をきちんとしないと充分な 性能を発揮できません。

弊社では手動ではなく攪拌機を用いて充分に攪拌 しております。ここでも耐候性、密着性に差が出ます。

屋根の施工可能時期

月下旬から11月が最大限度。過去においては10月、11月は露が朝に降りるため乾燥させる手間がかかるため、屋根塗装をひかえてきたが、業界の構造変化により11月の中ごろまでは、行われることが多くなりました。

 

時期によるリスク

4月

黄砂

5月

黄砂

6月

梅雨

7月

梅雨

雷雨

8月

雷雨

9月

台風

10月

11月

低温

外壁について

外壁は、屋根よりも過酷な状況に置かれない場所ではあるが、西面などは特に痛みやすくなっております。(太陽高度の関係で日射量は南面よりはるかに多い)特にシーリングは痛みやすいです。シーリングも塗膜を与えることにより耐用年数が非常に延びます。

外壁塗料について

合成樹脂 現在使いません
アクリル樹脂 吹き付け専用品。現在使いません。
一液ウレタン おそらく、シェアナンバーワンの汎用塗料。
水性シリコン 弊社で夏用として現在使用しています。シックハウス対策として用いています。現在の状況をみると性能的にも高いです。
一液シリコン 冬用に使用しています。低温下でも使用できるため。
ただし、一度劣化が始まると、急激に悪化する可能性がある。
二液形ウレタン 過去に使っておりました。耐候性はシリコンと同等ですが汚染性があるため。現在使っておりません。
低汚染性のものもでてきています。
二液形アクリルシリコン 次世代の材料として注目中です。二液形かつ超低汚染で、性能は申し分ないと思われます。
今後のメインに考えています。
水性フッソ塗料 超高性能フッソ樹脂ですが、水性であるためアクリルシリコンと同等程度と思われます。値段が高いので、コストパフォーマンスは悪いです。
二液形フッソ塗料 値段なりの性能を有すると思われます。勉強されているお客様はこの存在を知っています。希望があれば使用します。

 

 

シーリングの性能比較

 

上に塗装をかける場合はあまり気にしなくてもよろしいです。但し、変成シリコンは可塑材が入っている為、将来目地汚染や密着不具合が出る可能性が非常にあります。目地を塗装する場合で、お勧めは二成分形ウレタン樹脂です。硬化が早い為、施工上の問題等が出ずらいです。

屋根の塗装も、外壁も様々な塗料から最適なものを選択する必要があります。 工事期間、状態、ご予算について等、ご相談頂ければ、最適なご提案をさせて頂きます。

マントルピース製作・販売

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